近年の医療技術の革新にはめざましいものがあり、私たちは充分にその恩恵を受けています。しかしながら技術革新にともなうヒューマンエラー発生の増大は“医療安全”に対する大きなリスクとなり、様々な課題が蓄積しています。
超高齢社会が現実のものとなった現在、安全・安心な医療は患者・医療従事者のみならず、安全・安心な社会の実現を求めるすべての人々の願いです。
医療に従事する人々は安全な医療、患者本位の医療を提供するために努力を重ねています。しかしながら安全・安心な医療の実現は医療従事者のみではなしえません。
医療従事者のみならず、もう一方の主役である患者が、また少しでも多くの国民が参加し、安全・安心な医療について考えていくことが、その実現のための大きな力になると考えます。
以上のような趣旨のもと、このたび私たちは“医療の安全文化醸成”と“医療安全 の推進”を目的として、医療に関わる方々をはじめ、様々な分野の方々とともに「医療
安全推進運動実行委員会」を設立することとなりました。
医療従事者や一般市民を対象とした、医療安全に対する意識啓発のためのセミナー開催を はじめとし、今後さまざまな活動を計画しています。
活動を通じ、安全・安心な社会の大きな要素である、安全な医療の提供・享受の実現に寄与できますことを祈念いたします。
平成19年11月6日