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東日本大震災発災10年復興発信事業

Outgoing business of recovery from Great East Japan Earthquake after 10years from the disaster

 未曽有の震災となった2011年3月11日の東日本大震災では、津波による被害と同時に原子力災害が起こったことで、被災地から全国に避難した住民は34万人超に及びました。
 当団体では翌月より首都圏において、県外に避難された方々の健康と生活再建支援を開始し、現在に至っています。長期にわたる避難生活を余儀なくされた方々の課題は可視化されにくいものであり、その解決には時間と支える人々の理解が必要です。そのため、私たちは行政の支援策を補完する民間団体として、避難者に寄り添った支援を行ってきました。
 本事業において、民間団体として「人の復興」を目指し取り組んできた県外避難者支援のノウハウ、ソフト面の課題とその対応をまとめ、今後起こりうる災害への教訓として、国内の自治体、教育機関、支援団体等に知見を共有すると同時に、海外に向けて復興の感謝の意と共に発信します。

When unprecedented disaster, Great East Japan Earthquake happened on March 11th, 2011, not only the damage from Tsunami but also disaster of the nuclear power plant had made more than three hundred fifty thousand people to take refuge in all over Japan.
Since April 2011, a month after the disaster, We have been supporting refugees physically and socially for those who were forced to move out from their hometown to metropolitan areas around Tokyo. Unfortunately, problems of refugees cannot be easily visualized. Therefore, more time and more understandings from people who support refugeees are necessary to find a way out. We, as a Nonprofit Organization which complement support measures from the administration, have worked very hard to stay closer to each refugees with care.
Regarding the business, we have recorded the knows-hows, intangible assignments and correspondences of refugees support as a non-govenrment organization, which goal is to "recover people themselves". We will use such records to prevent any disasters that are possibly to occur in the future and share them to the educational organizations and other supporting groups with appreciatons to many support from overseas as well.

インタビュー概要

Interview Outline

被災地から首都圏に避難してこられた方々の生活再建に伴走した軌跡を振り返り、今後起こりうる災害への教訓として、活動にご協力いただいている様々な分野の方々のインタビューを通して知見を共有します。

We will look back at the trail where we stayed together with the refugees who were forced to moveout from their hometown to metropolitan areas. Also we would like to share the informantion through the interviews of professionals from many fields who has been supportive to out activities, to acquire knowlege and to prepare for any disasters that may occur in the future.

事業紹介

1. 人見 祐 Tasuku Hitomi

特定非営利活動法人 医療ネットワーク支援センター 理事長


公平、中立な位置でいることを基本姿勢として、避難者の心の復興を目指す支援活動


実績紹介

支援活動紹介

被災地から首都圏に避難して来られた方々の生活再建に発災当初から10年伴走している医療ネットワーク支援センターの活動


県外避難者支援の準備段階と活動の経緯

2. 菅野利行さんToshiyuki Kanno

富岡町地域包括支援センター長、
発災当時 富岡町役場総務課 課長補佐

被災自治体の発災時における情報発信、個人情報保護の壁

3. 城川美佳さんMika Kigawa

神奈川県立保健福祉大学 講師

震災当初の避難者の心身の状況と支援者の対応

4. 清水 能子Yoshiko Shimizu

特定非営利活動法人
医療ネットワーク支援センター

医療ネットワーク支援センターにおける県外避難者支援の準備から活動継続の経緯

5. 中川路哲哉Tetsuya Nakakawaji

株式会社ザ・プランズ

避難者の居所確認から物資支援などのプロボノとして携わった活動


専門家が支援活動を通して見てきたこと

6. 村上晴香さんHaruka Murakami

立命館大学 スポーツ健康科学部 教授

交流活動を通した健康づくり

7. 元山清博さんKiyohiro Motoyama

元春日部市立小学校校長、
放課後等デイサービスかすかべ学園長

避難者と共に行う語り部、防災教育

8. 増田俊和さんToshikazu Masuda

医療法人直心会帯津三敬病院 院長

健康相談(避難生活における心身の健康)

9. 仲野栄さんSakae Nakano

一般社団法人日本精神科看護協会 医療看護部長

心のケア訪問事業を通して


首都圏でのボランティア活動を通して

10. 藤森潤一さんJunichi Fujimori、鈴木麻美さんAsami Suzuki

ボランティア

避難者の主体的活動のための教室(音楽)

交流会などで演奏している音楽ボランティアのオリジナル曲
曲名:FooJee 作曲:藤森潤一 作詞:鈴木麻美
メッセージ:避難者の方々の優しさや明るさ、逞しさとともにたとえ遠い目標でも、みんなで行けば、楽しいし、きっとたどり着けるよ!

11. 守屋 球子さんTamako Moriya

日本臨床美術協会 造形家・臨床美術士・保育ナチュラリスト

避難者の主体的活動のための教室(絵画造形)

12. 大川義秋さんYoshiaki Ookawa

大川義秋:箏男kotomen(県外避難者)

避難者の活動(音楽交流会に参加して)

13. 鎌田晃子さんAkiko Kamata

鎌田晃子:県外避難者

避難者の活動(主体的活動への参加意義)


被災地の取組

14. 二階堂陽介さんYousuke Nikaidou

福島県庁 避難地域復興局 避難者支援課 副主査

自治体の取り組み

15. 三浦純一さんJunichi Miura

公立岩瀬病院 院長

被災病院の取り組みと地域の復興


県外避難者支援事業を振り返って

16. 中山健夫先生Takeo Nakayama

京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学分野 教授

緊急時の情報の発信と読み解き方、平時からの情報との付き合い方

17. 深澤勲先生Isao Fukazawa、人見祐Tasuku Hitomi

深澤勲先生:深澤総合法律事務所 弁護士、人見祐:医療ネットワーク支援センター 理事長

災害時の自治体における個人情報の対応と課題

18. まとめ

特定非営利活動法人 医療ネットワーク支援センター 理事長

活動を振り返り、様々な課題への対応を継続できた最も重要な事として、支援活動には避難者と活動支援者との間で中立的で公正な関係を構築することが重要である。そのためには納得と共感、信頼を得た上で計画を立てる必要と考えられる。
これからのコロナ禍では、新たな生活様式を念頭に置き、社会全体で持続可能な行動が望まれる

「未来に伝える震災の教訓」概要


震災における避難者の課題はハード面の被害と異なり可視化されにくいものです。解決を図るためには、避難者に寄り添ったきめ細かい支援が必要です。行政の支援策を補完する民間団体として当団体が行ってきた発災時からの県外避難者支援を時系列で振り返り、取組の過程で得られた経験や教訓を冊子にまとめました。ソフト面の支援に関する知見を伝えるノウハウ集となれば幸いです。

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