「ふるさと福島」ふるさと福島・相談支援事業

はじめに(小学校教職員・保護者の皆さま)

「震災の教訓を伝えるプロジェクト」について

東日本大震災を体験した方の話を教訓として、子ども達に伝える活動です。

このたび、福島県双葉町で中学生の時に被災し、埼玉県に避難した青年の体験談を収録した動画教材を作成しました。
また、防災について関心を深められるよう、体験を元にした教材も作成しました。

子ども達の学びに、また、家庭や地域でもお役立ていただければ幸いです。

東日本大震災から学ぶ、ぼうさいは、みんなのおもいやりから

「震災の教訓を伝えるプロジェクト」では、東日本大震災で被災した方が体験を語る動画教材や、副読本としてのワークブックを制作しています。動画は本サイトでご覧いただくことができますので、授業で視聴される場合は事務局までご一報ください。
また、副読本のワークブックをご希望の場合は、先生方に向けた解説資料もございますので、事務局までお問合せください。

【問い合わせ窓口】
特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センター
 震災の教訓を伝えるプロジェクト事務局
電話:03-6911-0582 (平日10:00~18:00)

医療ネットワーク支援センターについて

当団体は医療・健康分野で活動するNPO法人として2002年に設立。医療者と市民の懸け橋として活動しています。

東日本大震災の発災を受け、2011年4月から首都圏で県外避難している方々の生活再建支援に取り組んでいます。
2016年からは、被災して首都圏に避難している方々と共に副読本を作成し、首都圏の小学校に配布して、これまで延べ120回以上の授業で活用いただいています。

防災授業教材

語り部 動画教材

ぼうさいはみんなのおもいやりから

『ぼうさいは、みんなのおもいやりから』語り部:大川義秋さん

福島県双葉町で中学生の時に東日本大震災にあい、埼玉県に避難した箏奏者(ことそうしゃ)大川義秋(おおかわよしあき)さん

大川さん自身の体験とともに、辛いときに感じた「思いやりの大切さ」について、お話してくれました。

『いざという時の「備え」について、家族やお友達と一緒に考えよう!』語り部:大川義秋さん

『避難所に逃げるとき、危ないところはないかな?』『地震のときは、道路が通れなくなるかもしれないよ!』

いざという時の「備え」について、家族やお友達と一緒に考えてみましょう。

震災の体験と教訓の話

被災の体験

被災の体験

2011年3月11日、東日本大震災がおきました。そとのき僕は15才で、福島県双葉町で地震にあいました。
声も出せないほどの揺れで、家のガラスは床に飛び散って、家具が全部たおれてきました。

避難の体験 ①

避難の体験1

家族で学校に避難しましたが、沢山の人であふれていて、僕と家族は、車の中で過ごしました。
多くの人たちが食料やトイレに困っている状況を目の当たりにして、僕は、少しパニックになってしまいました。

避難の体験 ②

避難の体験2

時間がたっても家に帰ることができず、埼玉県に避難して、そのまま埼玉県の高校に通うことになりました。
はじめのころは、震災のことに触れられたくなくて、「避難して来たんでしょ」といった言葉だけでも心を痛めることがありました。

お箏との出会い

お箏との出会い

震災のことに触れられたくない気持ちから、高校では、部員の少ない部活を探して、部員0人の「邦楽部」に入部しました。
そこでは、思いがけず、お箏とのステキな出会いがありました。

お箏を通して知った喜び・想い

夢を実現

高校の部活動でお箏に出会ってから、その音色に癒されて、自分を支えてくれた多くの方々にお筝の音色で恩返ししたいと思うようになりました。
コンクールで日本1位になったことがきっかけで、お箏を通して自分を表現する喜びを知りました。

伝えたいこと

伝えたいこと

辛かった時に、先生や友達が「大丈夫?」「何かあったら相談してね」と声をかけてくれたことが、僕にはとても支えになりました。
みんなも周りのお友達が困っていたり、辛そうにしていたら声をかけてみてください。その思いが、友達の心の支えになるはずです。

語り部の紹介

大川義秋さんプロフィール

希望を届ける、福島県双葉町出身の箏奏者。

中学卒業の2011年3月に東日本大震災で被災し、福島県双葉町から埼玉県へ避難。同年4月、特例措置で埼玉県立南稜高校に入学。震災のことを触れられたくない思いから部員の少ない部活を探していたところ、廃部寸前かつ部員0人の「邦楽部」で箏と出会う。

偶然出逢った「箏」と共に、多くの方々からの支援で、痛んだ心の傷が癒され、現在は「傷ついた方々の希望の光になりたい」との思いで箏奏者として活動。箏曲界最高峰の全国コンクールで第1位、文部科学大臣賞受賞、国内、海外で演奏活動の実績を重ねている。

2020年にはavexよりイケメン和楽器パフォーマンス集団「桜men」としてメジャーデビュを果たすほか、NHK Eテレ「にっぽんの芸能」「おはよう日本」、テレビ朝日「25歳~情熱の起点」等多数のメディア番組に出演。『自分を表現する楽しさ』を大切にし、音を通して様々なスタイルに挑戦し続けている。

受賞歴

  • 第27回賢順記念全国箏曲コンクール [賢順賞(最優秀賞)]日本一位
  • 第23回くまもと邦楽コンクール [最優秀賞&文部科学大臣賞]日本一位
  • 第14回MBK音楽コンテスト ソロ作曲入賞
  • 東京都公認 ヘブンアーティスト合格及び取得

主な演奏

  • 「ANOC(Olympic委員会総会)レセプション」ステージ演奏 (2019)
  • avex a-nation in味の素スタジアム 出演 (2019)
  • 日中韓合同会合会 ステージ演奏 (2019)
  • JAPAN EXPO in PARIS ステージ単独演奏 (フランス,2019)
  • MAIN MATSURI in Frankfurt ステージ演奏 (ドイツ,2019)
箏奏者 大川義秋さん

震災の教訓を伝える教材

『ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック』

このワークブックは、東日本大震災を知らない子ども達が、防災や思いやりについて学ぶ副読本として作成しました。「災害から身を守るにはどうしたら良いか」ということ、また「困っている人に心の支援が大切なこと」を学んでもらえるよう、3つのパートになっています。

①『東日本大震災ではこんなことがありました』
パート①は、低学年でもわかりやすいように絵本形式の内容になっています。

ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック 表紙 ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ2 ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ4

②『みんなで考える日頃の備え』
パート②は、実際に震災を経験した方の話しを通して、日ごろの備えについて考える内容になっています。
※動画は、「語り部 動画教材」よりご覧いただけます。

ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ2 ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ2 ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ2

③『備えについて体験して、みんなで考えてみよう』
パート③は、家庭で家族と一緒に学びを深められるように、体験学習するための内容になっています。

ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ37 ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ38 ぼうさいは、みんなのおもいやりから ワークブック ページ39

防災研修

教員研修

教員の皆様の防災教育にお役立ていただくことを目的に、東日本大震災の被災地を訪問し、小学校教員から震災経験を伺う交流と、震災の遺構を見学する研修ツアーを開催しました。
参加された教員の方々には、「ツアーに参加したきっかけ」や「感じたこと・学んだこと」、「今回の経験をどのようにつたえていくのか」をインタビューしました。

R5年度 福島県被災地視察研修バスツアー

R5年度福島県被災地視察研修バスツアーダイジェスト映像

開催日:2023年8月7日(月)~8日(火)

春日部市立粕壁小学校 教頭 小峰 俊章 先生

春日部市立粕壁小学校
教頭 小峰 俊章 先生

春日部市立藤塚小学校 教諭 渡邉 瑞生 先生

春日部市立藤塚小学校
教諭 渡邉 瑞生 先生

春日部市立牛島小学校 教諭 鈴木 明日香 先生

春日部市立牛島小学校
教諭 鈴木 明日香 先生

宮代町立須賀小学校 校長 金野 泰久 先生

宮代町立須賀小学校
校長 金野 泰久 先生

春日部市立緑小学校 校長 矢野 渡 先生

春日部市立緑小学校
校長 矢野 渡 先生

豊野地区災害対策協議会 時田 美野吉 さん

豊野地区災害対策協議会
時田 美野吉 さん

春日部市立豊野小学校 教諭 小林 夏起 先生

春日部市立豊野小学校
教諭 小林 夏起 先生

春日部市立八木崎小学校 教諭 野沢 星斗 先生

春日部市立八木崎小学校
教諭 野沢 星斗 先生

春日部市立豊野小学校 教諭 安田 義昭 先生

春日部市立豊野小学校
教諭 安田 義昭 先生

杉戸町立杉戸小学校 養護教諭 大谷 明美 先生

杉戸町立杉戸小学校
養護教諭 大谷 明美 先生

越谷市立平方小学校 主幹教諭 橋本雄一朗 先生

越谷市立平方小学校
主幹教諭 橋本雄一朗 先生

久喜市立砂原小学校 教頭 西 俊之先生

久喜市立砂原小学校
教頭 西 俊之先生

春日部市教育委員会 指導主事 河野 健介さん

春日部市教育委員会
指導主事 河野 健介さん

春日部市立南桜井小学校 教諭 戸田 幸子 先生

春日部市立南桜井小学校
教諭 戸田 幸子 先生

杉戸町立杉戸小学校<br>教諭 坪田 隆平 先生

杉戸町立杉戸小学校
教諭 坪田 隆平 先生

R4年度 福島県被災地視察研修バスツアー

福島県被災地視察研修バスツアーダイジェスト映像

開催日:2022年8月9日(火)~10日(水)

春日部市立幸松小学校 教頭 飯塚 耕治 先生

春日部市立幸松小学校
教頭 飯塚 耕治 先生

春日部市立南桜井小学校 教諭 田中 由香里 先生

春日部市立南桜井小学校
教諭 田中 由香里 先生

春日部市立南桜井小学校 教諭 塩満 智仁 先生

春日部市立南桜井小学校
教諭 塩満 智仁 先生

春日部市立豊春小学校 教諭 野崎 加奈江 先生

春日部市立豊春小学校
教諭 野崎 加奈江 先生

春日部市立豊春小学校 校長 松原 秀樹 先生

春日部市立豊春小学校
校長 松原 秀樹 先生

春日部市立八木崎小学校 教諭 朝比奈 伊織 先生

春日部市立八木崎小学校
教諭 朝比奈 伊織 先生

春日部市立藤塚小学校 教諭 小暮 正好 先生/県立春日部特別支援学校 教諭 梶山 鴻志 先生

春日部市立藤塚小学校
教諭 小暮 正好 先生

県立春日部特別支援学校
教諭 梶山 鴻志 先生

熊谷市立熊谷東小学校 教諭 関野 亜由美 先生

熊谷市立熊谷東小学校
教諭 関野 亜由美 先生

学生・地域住民 被災地視察

学生向けに東日本大震災の被災地を訪問し、現地の語り部の方からお話を伺うと共に、震災の遺構や新たな施設を見学する被災地の今を知るツアーを開催しました。

R5年度 福島県被災地の今を知るバスツアー

R5年度 福島県被災地視察研修バスツアーダイジェスト映像

開催日:2023年12月16日(土)~17日(日)

西村 亮子さん

西村 亮子さん

共栄大学 教育学部 齋藤 有紗さん

共栄大学 教育学部 齋藤 有紗さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科 金成 玲那 さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科 金成 玲那 さん

佐藤 和江さん

佐藤 和江さん

共栄大学 教育学部 佐野 ほのかさん

共栄大学 教育学部 佐野 ほのかさん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 石井 明日翔さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 石井 明日翔さん

R4年度 福島県被災地の今を知るバスツアー

R4年度 福島県被災地視察研修バスツアーダイジェスト映像

開催日:2022年12月10日(土)~11日(日)

帝京大学 教育学部 初等教育学科 渡邊 尊斗さん

帝京大学 教育学部 初等教育学科 渡邊 尊斗さん

帝京大学 教育学部 初等教育学科 比企 彩乃さん

帝京大学 教育学部 初等教育学科 比企 彩乃さん

大東文化大学 経済学部 社会経済学科 永倉 利玖さん/明星大学 人文学部 人間社会学科 山口 洸平さん

大東文化大学 経済学部 社会経済学科 永倉 利玖さん

明星大学 人文学部 人間社会学科 山口 洸平さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 岩佐 彩夏さん/神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 三浦 果穂さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 岩佐 彩夏さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 三浦 果穂さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 中島 妃菜さん/神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 中森 琴音さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 中島 妃菜さん

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 社会福祉学科 中森 琴音さん

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